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記事: 廃棄を減らす、サスティナブルなドリンク用ブランケット

廃棄を減らす、サスティナブルなドリンク用ブランケット
SDGs

廃棄を減らす、サスティナブルなドリンク用ブランケット

四角いことは、サスティナブルにつながる

魔法瓶ブランケットシリーズでは、これまで四角いものばかり作ってきました。ブランケットはもちろん、ネックウォーマーも。

四角い製品は、生地を無駄にしないというメリットがあります。
Lサイズは、ミニバンのフラットスペースにあわせた車中泊サイズで、使用する生地自体が無駄のない長さで出来上がっています。Sサイズは、その半分、XSはさらにその半分と、端材がほとんど出ない、サスティナブルな製品です。


生地の端材を大量に廃棄することは、サスティナブルから遠のいた製品になることと直結します。また、廃棄する部分が多い場合には、廃棄する生地代金をまかなうために、製品の原価に反映させなければならず、当然それは販売価格にも影響します。生地を無駄にしない取組みは、製品を適正価格で提供するためにも必要なことだと考えています。



ウェアの端材をアップサイクルする

今期、ブランドとして初のウェアタイプの製品(LUGHフーディスリーパー)をリリースしました。ウェアを企画している際に課題となったのは、どうしても端材が出てしまうこと。その端材をできるだけ捨てることなく、アップサイクルする新たな企画の検討をはじめました。

そして、アップサイクル製品として、企画を進めたのが "ドリンクのための魔法瓶ブランケット”  「LUGH ドリンケット」です。もともと、断熱性を活かして、クージーを作りたいと思っていたこともあり、名古屋オフィスで、事務所内にあったブランケットの生地で仮サンプルを縫ってもらい、翌日の土曜日には、炎天下の自宅ベランダでビール片手に保冷テストを実施、結果は、想定通り断熱性を発揮し保冷した状態に、炎天下の中で1時間放置しても、ビールは冷たくて美味しいままでした。

クージーとして成立することを確認したベランダテストから1週間、いっきに最終仕様まで確定し、ウェア裁断時に一緒にドリンケット用の生地も裁断することで、無駄を出すことなく、「LUGHフーディスリーパー」と、「ドリンケット」の2つの製品をつくることができました。



年中使える、唯一の魔法瓶ブランケット



「ドリンケット」は、年中使える唯一の魔法瓶ブランケットです。これまでの私たちは、ユーザーの皆さんとのコミュニケーションが、寒い季節に限定されていました。多くの人がアウトドアを楽しむ暑い季節に、車中泊やキャンプを行う皆さんと交流を図ったり、よろこんでもらえるイベントを実施したり、年間通して出来るだけユーザーの皆さんとコミュニケーションを図りたい、という思いもあって、このドリンケットの企画が採用されました。まだまだ、未確定な部分が多いですが、おもしろい企画ができないか、チームで検討しています。

また、「ドリンケット」は一番小さい魔法瓶ブランケットでもあります。小さいからこそ、ユーザーさんが、毎日持ち歩くこともできる。暖を取るだけの魔法瓶ブランケットではなく、毎日の生活で使ってもらえる”日用品”として位置づけていければと思っています。日用品なら、「ちょっと使ってみて」と誰かに気軽にプレゼントすることもできる。そうやって、魔法瓶ブランケットユーザーの輪が少しずつ自然に広がっていく様子は、なんだか楽しそうだなと。

ドリンクのための魔法瓶ブランケットを、毎日バッグにしのばせてもらえるとうれしいです。発売開始は、2024年1月5日、お楽しみに。

 



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