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VANLIFE PEOPLE #08

ウメとモモジロウと生きた証

SATO & VANACE Type-2

佐藤 勇さん( 40代 / 神奈川 )

SATO & VANACE Type-2

トヨタ・ハイエース2型(2009年式)
愛車歴:4年 バンライフ歴:10年

2025.10.28

愛犬とともに始まったバンライフ

「やっぱり、どこへでも愛犬と一緒に行けるのが最高の幸せなんです」

そう語るのは、トイプードルのウメとモモジロウと共に旅を続ける佐藤勇さん。愛車は2009年式のハイエース2型。木の温もりが感じられる車内は、佐藤さん自身がホームセンターの材料や余った木材を工夫してバンライフ仕様に作り上げたものだ。

バンライフを始めたきっかけは、10年前にさかのぼる。最初は軽バンで、夫婦2人と2匹の小さな旅だった。

「犬と泊まれる場所って本当に少なくて、しかも高い。だったらクルマで寝泊まりすればいい、って。それが最初でした。当時は“バンライフ”なんて言葉も知らなかったですね」

転機はあるキャンプフェスだった。妻の家族が「一緒に参加したい」と声をかけてきたものの、キャンプ経験はゼロ。当時乗っていた軽バンではとても乗り切れず、姉思いの奥さんが「荷物も人も乗せられる大きなクルマを」と提案した。そこで巡り会ったのが今のハイエースだ。

「探しに探してやっと見つけたんです。大きな車体は、家族みんなでイベントに行けるし、荷物も積める。そこからバンライフの幅が一気に広がりました」

佐藤さんのハイエースは、職人のような丁寧な手仕事で完成した一台。木材の加工から塗装、レイアウトの調整まで、細部にわたって自らの手で設計・製作を重ねてきた。

「実用性が一番大事。旅して不便だったら作り直す。その繰り返しです。嫁のチェックも厳しいですよ。『かっこ悪い』『使いづらい』って言われたらまたやり直し。だけど、それがあるからどんどん良くなってるんだと思います笑」

そうして育ててきたハイエースは、佐藤さんと家族にとって、まさに「動く家」。遠い場所へも安心して出かけられるようになった。北海道への長旅では、忘れられない体験もあったという。

「美瑛で突然の大雪に遭ったんです。5月なのに一晩で真っ白になって。身動きもとれず、車の中でお米を炊いて、持っていたカレーを食べて。防寒のない布団だけで2人2ワン、すごく不安な夜でしたね。初めての旅だったので装備も今ほど無く、その時に魔法瓶ブランケットがあれば心強かったと思います笑」

笑いながら振り返るが、その体験がいまの装備や工夫につながっている。


出会いが広げてくれた
バンライフの世界

バンライフの魅力を尋ねると、佐藤さんは迷わず「人との出会い」と答えた。

「個性的な人たちにたくさん出会えました。特にvancampjapanの仲間に会えたことは大きいです。あのイベントで初めて“バンライフ”っていう文化を知りました」

そこで出会った「バンワンライフ」のタケさんの存在も忘れられない。イベントを通じてつながり、佐藤さん自身も出展者として参加するようになった。

「本当に刺激的で、新しい世界を見せてもらいました。北海道旅でもたくさんの人に出会って、その一つひとつが思い出です。もしバンライフをしていなかったら、絶対に出会えなかった人や景色ばかりなんですよね」

YouTube等のSNSの記録もまた、愛犬との時間を残すために始めた。

「仕事の休みを利用して、旅やイベントの様子を撮ってアップしています。最初は思い出作りだったけど、今はもう一つの目標があります。愛犬たちとの時間を通して感じたことを、今後は保護犬のサポートや啓発活動にも生かしていきたいと思っているんです」

旅の時間は、そんな愛犬との日常の延長にある。あえて予定を立てすぎず、流れに任せて愛犬たちとの時間を楽しんでいる。

「行けるとこまで行って、その土地で車中泊できる場所を探す。行ったことのない場所へ行って、ただ愛犬との思い出を作るために最北端まで行ったり。ずっと一緒にいられることが、本当に幸せなんです」

そして、その旅の途中でウメとモモジロウがくれる“出会い”のきっかけもまた、佐藤さんたちの旅を豊かにしてくれる。

「ウメモモと旅をしてると、初めて会う方でもたくさん話しかけてもらえます笑。北は北海道、南は九州まで、いろんな方に出会い、いろんな景色を見てきました。ウメモモも高齢犬になってきて、いつまで元気に旅ができるかわからないけれど、これからも無理せず、たくさんの方と出会い、おいしい空気やきれいな景色を見て、元気に長生きしてもらおうと思います」

旅の記録を重ねるほどに、佐藤さんの思いはひとつに集約されていった。

「私たちのバンライフは、ウメとモモジロウと生きた証なんです」

そのシンプルな一言に、佐藤さんご夫妻のバンライフのすべてが詰まっている。

PICKUP.01

ウメとモモジロウ

トイプードルのウメちゃん(14歳)とモモジロウくん(12歳)は、佐藤さん夫婦の旅の大切な相棒。
おてんばで好奇心旺盛なウメちゃんと、甘えん坊で穏やかなモモジロウくん。性格は対照的ながら、いつも寄り添う仲良しコンビです。

PICKUP.02

マホガニーウッドのステアリング

運転席まわりには、深みのあるマホガニーウッドをあしらった、お気に入りのナルディ製ウッドハンドルを装着。手に馴染む木の質感とクラシカルで渋いデザインが、乗るたびに気分を高めてくれる。

PICKUP.03

ウッドテイスト空間

ウッドテイストで統一された車内は、すべて佐藤さんの手によるDIY仕上げ。ベッドキットや収納棚なども一から製作し、旅を重ねるごとに少しずつ手を加えながら、自分らしいバンライフ空間へと進化を続けている。

PICKUP.04

キャンプスタイル

愛車と「VANACE Type-2」と「campingkanテント」を組み合わせたキャンプスタイル。自然の風景にしっとりと溶け込む渋めのカラーリングが印象的。どんなロケーションでも絵になる空間をつくり出している。

customer reviews

今までブランケットって、そんなに使い道ないでしょーって実は思っていて、今まで持ってなかったんです。実際に使ってみて、まずカラーも素敵だし、軽くて、肌触り良くて、更にビックリする暖かさでした。
ウチは夫婦と愛犬のトイプードル(老犬)のウメちゃんとモモジロウくんと車中泊旅したりキャンプしたりしてるんですが、夏は暑すぎて中々出掛けられないので、寒い時期に良く旅に出ます♪昼間は暖かくても、朝と夜は冷えたり、自然豊かな所は本当に極寒になるので、このブランケットならいつも車に積んで置いてもかさばらなくていつでもサッと使えて便利!
ワンコを抱っこしてブランケットを羽織れば私もワンコも包まれて暖かい。
キャンプ中も犬用のコットにブランケットを乗せておいたら、モモジロウ自ら飛び乗っていて、そのまま包まれて寝ていました。
車中やテントでも布団や毛布をおいてると、どうしても生活感が出て、ゴチャゴチャしちゃうんですが、カラーも見た目もオシャレなブランケットだと、スッキリ見えて、ものぐさ夫婦にはピッタリでした!Lサイズは掛け布団代わりにもなるし、掛けていても本当に軽くて暖かいので今まで以上に快眠です。冬の車中泊って本当に寒くて、でも寒い時期にしか観られない綺麗な朝日や、大自然をこれからも、ウメモモと見に行きたいので、この魔法瓶ブランケットと共に旅を続けて行きたいと思います。

佐藤さんが使っている商品こちら

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