Vanlife style #14

ruiさん
CAR:Honda N-VAN
コロナ禍をきっかけに、それまで20年以上打ち込んできた演劇の音響デザイナーの仕事を離れたruiさん。劇場が閉まり、公演が次々と中止になる中、「せっかく時間ができたなら旅に出よう」と愛車のHonda N-VANに乗り込んだ。その旅は気分転換のつもりだったが、いつしか旅先で過ごす時間が日常になっていった。
現在は年間300日以上をN-VANで過ごしながら、日本各地を巡るリアルバンライファー。夏は北海道、寒くなれば南へ。季節に合わせて移動しながら旅を続けている。旅先では写真を撮り、自分の足で見つけた車中泊スポットや温泉、地元の食、人との出会いを記事やSNSで発信。独学で写真や動画編集も学び、その発信が現在の撮影や編集の仕事にもつながっている。「机の上で調べた情報ではなく、自分で体験したことを書く。それが一番価値のある情報だと思っています」と話す。
ruiさんが惹かれるのは、絶景だけではない。港町や山あいの小さな集落で暮らす人々の人生に思いを馳せる時間だ。「どんなに小さな町にも誰かの暮らしがある。その背景を想像すると、自分の小ささと世界の広さを感じるんです」。
「お金持ちより時間持ちでいたい」。そう語るruiさんにとって、バンライフは旅ではなく、自分らしく生きるためのライフスタイルそのもの。日本中の“まだ見ぬ景色”を探しながら、今日も自由な旅を続けている。







