
オバマ ジュンペイさん( 40代 / 神奈川 )
OBAMA & Delica Cargo
三菱 デリカカーゴ(2010年式)
愛車歴:1年4ヶ月(バンライフカーとして2代目) バンライフ歴:8年
2026.10.19
特別なことじゃなく、日常の延長にあるバンライフ
バンライフやバンキャンプを楽しむ人たちが集まる「VANCAMP JAPAN」。その代表としてアウトドアイベントの企画・運営を手がけるオバマさんの愛車は、三菱のデリカカーゴ。仕事でも休日でも、ほぼ毎日をともにする一台だ。
「特別な非日常というよりは、『日常の延長』として楽しんでいます。仕事の合間に車内でリラックスしたり、週末には妻や小学生の娘たちと一緒に遠くへ出かけて、車内でワイワイ過ごしたり。まさに『移動する自分の部屋』のような感覚ですね」
オバマさんがバンライフの魅力に引き込まれたのは、2018年頃。当時は日本でまだ関心を持つ人が少ないと感じていたという。VANCAMP JAPANを創設した際には、「2024年頃には日本でも必ずバンライフの文化が花開く」という仮説を立て、イベントを段階的に育てていった。
最初につけたイベントタイトルは、「VANJAM(VANCAMP IS MY JAM)」。その始まりは、クルマと過ごす人たちの姿を見てもらう、少しユニークな展示だった。
「『バンキャンパーたちの生体展示』というコンセプトのもと、バンライフやバンキャンプを楽しむ人々のリアルなスタイルを間近で見ていただく、ある種のインスタレーションとしてスタートしました。最初は数台の展示から始まり、台数を増やして、次は一緒にキャンプできるようにチケット制にし、その次は小さなマーケットを置いて、ステージを設置して。3年計画として段階を踏んで成長させてきたのがVANJAMです」
活動を支えてきたのは、それぞれに異なる得意分野を持つ仲間たち。トークで場を盛り上げたり、音響や制作を担ったり、独自のクリエイティビティや客観的な視点を持ち込んだり。それぞれの強みを掛け合わせながら、イベントを動かしてきた。
近年は「VANTOWN」を核に企画を進めるほか、食事付きの車中泊体験イベント「泊 in the クルマ(ハクインザカー)」や、「VANCAMPers MTG」なども開催。切り口を変えながら、クルマを中心としたアウトドアの楽しみ方を提案している。
「根底にあるのは、常に『自分たちのお気に入りのクルマを見てほしい!』『このスタイルを共有したい!』というシンプルな思いです。共感してくれる仲間が増えることを期待しながら、クルマが主役の新しいアウトドア体験の場として継続しています」
自分たちの楽しみから始まった活動を、少しずつ大きな場へと育てていく。その行動力の原動力を聞くと、オバマさんらしい率直な答えが返ってきた。
「シンプルに『楽しいから!』。これに尽きると思います。自分がワクワクする遊びの延長線上でやってきたことの積み重ねという感じでしょうか。あとは、少しばかりのプライドもあったり(笑)。みんなより少し早くこのスタイルを実践してきた分、日本のバンライフシーンを牽引していく存在でありたい!という想いは強いです。やるからには負けたくないですし、カッコいいおじさんの背中を見せたいですよね(笑)」
VANCAMP JAPANで大切にしたいのは、これから始める人も、すでに楽しんでいる人も、同じ目線で話せること。クルマの大きさや種類にかかわらず、それぞれのスタイルで参加できる場所を目指している。
「大きなバンを持っていなくても、ミニバンやSUV、軽自動車だってバンキャンプは楽しめます。クルマをキャンプギアを運ぶための単なる道具としてではなく、『頼れる相棒』として一緒に楽しむ。そんな新しいアウトドアの価値観を広げていきたいですね」

自分らしい部屋をつくる。未完成の、その先も楽しむ。
オバマさんのデリカカーゴは、鉄板がむき出しのインダストリアルな空間。断熱材はあえて入れず、家で使っている家具やアートを持ち込む「ROOMWEAVE STYLE」というスタイルを提案するため、今もつくっている途中だという。
「バンキャンプは本当に自由で、決まったルールはありません。車中泊の快適さだけをとことん追求するのもよし、ぼくのようにあえて無骨なスタイルを楽しむのもよしです。家族で賑やかに楽しむ時間も、一人で静かに過ごす時間も、クルマがあればどこでも叶えられます」
イベントを主催する活動とは別に、オバマさん自身が出店者として各地へ出向くこともある。フリーランスのグラフィックデザイナーとしての経験を活かした、ワークショップの活動だ。
始まりは、クルマの形のぬいぐるみをつくる「バンぐるみ」。各地で出店を重ねるなかで内容も変化し、現在は「The Parking odd」でワッペンを中心としたワークショップを、「Woven Hours」で古着からアクセサリーをつくるワークショップを行っている。
「年齢や性別を問わず楽しんでいただけるよう、会場の雰囲気やコンセプトに合わせて提供内容を柔軟に変えています。全国のイベントで多くのお客様と直接コミュニケーションが取れるのが、すごく楽しいですね」
今後は、人が集まるイベントに加え、映像などを通じた発信にも取り組んでいきたいという。その一環として本格的に始動させたのが、YouTubeチャンネル「VANCAMPers LOG」。自身のクルマのDIYや、各地のイベントへ出張する裏側なども届けていく予定だ。
「ぼくが掲げている『STILL UNFINISHED』という言葉の通り、未完成を楽しむという、クルマを通じて自分らしいライフスタイルをデザインする楽しさを、コミュニティとメディアの両輪でもっと多くの人に届けていきたいですね」
そんなオバマさんにとって、バンライフは「どこにでも持ち運べる、自分だけの最高の部屋」であり、「人生を豊かにしてくれる相棒」。これから始めたい人にも、まずは身近なところから楽しんでほしいと話す。
「ぜひ難しく考えず、まずは今の愛車と一緒に、近所の公園や海辺でコーヒーを一杯飲むところから『バンキャンプ』を始めてみてください!」
仕事の合間にひと息つくことも、家族と出かけることも、仲間とイベントをつくることも。オバマさんのバンライフは、日々の楽しみとつながっている。つくりかけのデリカカーゴとともに、これからも自分らしいスタイルを探していく。



PICKUP.01
家具と小物でつくる、自分の部屋
木の天板にランプや本を並べた車内の一角。家で使う家具やアートを持ち込む「ROOMWEAVE STYLE」で、無骨な空間に自分らしい居心地を加えている。

PICKUP.02
鉄板むき出しの天井
断熱材をあえて入れず、鉄板や骨組みをそのまま見せた天井。余分なものを削ぎ落とした、無骨ですっきりとした内装がオバマさんのこだわり。

PICKUP.03
働くクルマの気配を残す
リアゲートの内側も、構造や配線が見える剥き出しのまま。使われてきた跡を覆い隠さず、電気工事車両だったクルマの気配を、今のスタイルに活かしている。

PICKUP.04
ワッペンが並ぶワークショップ
色とりどりのワッペンが並ぶ「The Parking odd」の出店ブース。各地のイベントに出向き、子どもから大人まで楽しめるワークショップを通して交流を楽しんでいる。

customer reviews
車内でくつろぐときのひざ掛けや、焚き火を眺めるときの羽織りとして、魔法瓶ブランケットを使っているオバマさん。最初に選んだSサイズに加え、就寝用にLサイズも買い足したという。
「最初にSサイズを使い始めました。コンパクトサイズなので、車内や車外での取り回しは申し分なく、家族で取り合いになることもしばしば(笑)。内と外への持ち出しを考えるとSサイズ一択だったのですが、就寝時の使用にはどうしてもサイズ不足で、Lサイズを買い足してしまいました」


